「今日は新和(自動車)の神話を語ろうではないか」
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『クイズナルホー(RCC)』でお邪魔しました。
1972年創業。新和自動車は東広島市黒瀬町にあります。車の修理を行う会社です。
修理の手順
番組では修理の過程を順を追ってみせました。修理していく過程を見せるには、
まず何が必要か?そう、修理される車を準備しないといけません。
で当初、ディレクターが考えてた台本が、
『私が運転する車が人の車にぶつかってボディが凹む』て内容だったんですが…
ここで問題発生!
それは一体どんな問題でしょうか?
答えはこれを読み終わるまでにお考え下さい。『おまけ』欄で正解発表!
先に進みますね。
手順① 板金作業
まずは板金(ばんきん)作業から始まりました。
ここで言う板金作業とは凹んだ箇所を元に戻す作業を指します。
ただ元に戻す、と言っても凹んだ箇所を内側から叩いて直す…てレベルだったら
私でも出来ます。そうはいきません。当然か(笑)
なるべく叩く範囲を狭くする事が腕の見せ所だそうです。
特に最近は車の軽量化でボディーの素材が薄くなっているそうで、
叩きすぎると鉄板が伸び過ぎてしまうんだとか。
そうならないよう細心の注意を払いながら作業を進めていきます。
その後はパテを塗って、削って、整えて、板金作業終了。続いての工程へ進みます。
手順② 塗装作業
完成の良し悪しを決める塗装。せっかく板金作業でボディを元に戻してもらっても、
塗装で崩れてしまったら元の木阿弥。塗装は繊細さと慎重さが求められる重要な作業です。
写真はイメージ
取材で見せもらって驚いたのは、凹んだ箇所に色を吹き付けるのではなく、
その周りをまんべんなく吹き付けている事。

一体なぜ?

それは、凹んだ箇所だけを重点的に吹き付けると、そこだけ色が浮いてしまうから。
周り全体に吹き付ける事でグラデーションをつけて誰が見てもわからないレベルにまで
落とし込むそうです。それにはかなり卓越した技術がないと難しいんだとか。
塗装作業は『キレイにする事』が目的ではなく『元に戻す事』が大事だそうです。
言われて見たら確かに。修理箇所だけキレイになってどうする!?て事ですもんね。
時々美容整形で目だけパチーンて決まってる方がいますけど、違和感ありますもんね。
…ん?例えが違うか?先に進みますね(笑)
人を育てる・技術を鍛える
新和自動車の菊地 等社長は、自身も凄腕の持ち主でありました。
が、会社の未来を考えた時に『自身の腕を鍛える事』も大事だが
『人を育てる事』に重きを置いた方がいいと判断したそうです。
“人を育て、職人を育て、技術を上げる”
結果、新和自動車では多くの凄腕技術者を生み出していきました。
取材でわかった範囲ではありますが、獲得した受賞歴を発表します。
- 2013年国際R-M ベストペインターテスト 世界第5位
- 2016年YANASE The Bodyshop Network加盟工場技術大会 塗装部門 第1位
- 1968技能五輪出場 広島県代表←これは菊池社長の経歴です。
- 他にも日本に数人しかいないジャガー・ランドローバー認定の資格を取得した方がいたり…
最後に凄い称号を発表しましょう。それが…
『単店鈑金台数日本一』
新和自動車では年間の修理台数が1万台を超えるそうです。
これって日本一の数字だそうですよ。
当たり前だけど、人が凄いと、会社も凄いて事ですね。
まとめ
車の性能が高くなればなるほど修理の技術も高いものが求められる。
日々研究、日々勉強だそうです。終わりなき技術の向上ですね。
放送中、MCが「社員はイケメンが多いですね」と言ってたのが印象的でした。
これズバリ言い得てると思うんです。
職人ていい顔してるんですよね。
更にはいい職場にはいい人が集まる。
3年間で150社以上見てきた私ですから、これは自信持って言えます!
普段から胡散臭く、人として薄い人間ですが、これは自信持って言わせて下さい(笑)
職人の道は、終わりなき、平坦なき、険しき、長い道なのであります。
おまけ
冒頭のクイズの答えですが。
台本では『私が運転する車が人の車にぶつかる』というものでした。
ところが、新和自動車が用意して頂いた車がまさかの軽トラ。
軽トラ=ミッションなのであります。
何を隠そう、私の取得免許はオートマ限定でして。ミッションは持ってなかったのであります!
急遽運転できない!て話になりました。
しかし私も男です!出来ないと言って迷惑をかけるわけにはいきません!
ミッションの手ほどきを受けて(私道で指導を受けて)いざエンジンをふかしてみるも…
ブォ〜〜〜ん!!!
普段鳴らないようなヤバいエンジン音が響き渡り、あえなく担当者に代わってもらったのでした。
それにしても『AT限定』未だにちょっと小馬鹿にされるんですけど〜。
以上、Bye!
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